要旨 |
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現在、インターネットの普及により、情報空間を支える基本的な技術のひとつと
してデータベースの重要性が認識されている。インターネットにおいて提供され
ている情報ページにおいてはその外観デザインとコンテンツを切り離し、コンテ
ンツをデータベースによって管理する、コンテンツ管理システム(CMS: Content
Management System)の導入などが例に挙げられる。高知学園短期大学においては、
平成15年度に学内ネットワークが再整備され、学内のどこからでも Web が
利用可能な状況となってきている。そこで、オープンソースのCMSである、
Zope/Plone/ArcheTypesを用い、シラバスの作成から公開までを一貫して行える
ようなシステムの構築を目指した。さらに、過去にWord文書で作成されたシラバ
スを一括投稿することができれば、このシステムがより便利になると考え、
Pythonスクリプトを用いて自動投稿プログラムの作成も試みた。以上の研究を通
じて、オープンソースCMSの利用によって、従来よりも安価に十分な機能を備え
たデータベース応用ソフトウェアを構築することが可能であることが明らかとなった。
(2006年3月10日 受付)
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