要旨 |
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MTSATの画像幾何変換プログラムを開発するとともに, PGM形式の画像を
一般のブラウザでも閲覧できるような画像処理インタフェースを作成
してユーザの利便を図った.
画像処理インタフェースにおいては,そのまま
白黒画像として表示させるだけでなく, 2種類の方
法で背景となる地形画像を用いたカラー付けをも行えるようにした.
さらに, 画像の一部を
研究報告や教材などに再利用することを考え, 切り出しや縮小,
観測日時情報の追加, 画像
形式の選択ができるようにした. なお, カラー付けに用いた方法は,
雲に透明度を持たせて
地形画像の上に重ねる方法と, YUVカラー変換を用いて地形画像を
もとにあらかじめ作成し
た UVカラー成分を雲画像に追加する方法の2種類である.
この研究により, 気象衛星画像
を位置情報とともに閲覧することが可能となり,
より多くの研究や教育の場においての活用
が容易となった.
(2008年3月4日 受付)
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